さくらのお勉強の時間

日常のふとした疑問や気になること、偉人達の名言などを勉強していく道のりの記録です。とにかくなんでもやってみよう、から始まる

論語 子路第十三 其の身正しければ、令せずして行わる

こんにちは、こんばんは

 

今日は、論語 子路第十三 について書いてみたいと思います

 

子路第十三の六

其の身正しければ、令せずして行わる

其の身正しからざれば、令すと雖も従わず 

 訳

上に立つ者の身のあり方が正しければ

命令しなくとも民は自然に従い、物事は行われる

反対に、その身が正しくなければ

命令しても人は従わない

感化が大切なのだ

 

子路第十三の十三

苟しくも其の身を正しくす

政に従うに於いて何かあらん

其の身を正しくすること能わずば

人を正すことを如何せん

 訳

もし自分の身を正しくさえすれば

政を行ない国を治めるのは難しくない

逆に、身を正しくすることができないようなら

人を正しくすることなどできるはずもない

 

六は

自分の行ないが正しいと

わざわざ命令しなくても人は正しく動いてくれる

自分の行ないが正しくないと

たとえ命令したとしても従うことはない、と言っています

十三は

自分の行いが正しいと

立派に政治を行えるけれども

自分の行ないに汚点があるならば

人を導くことなどできない、ということです

 

 

これは「徳治主義」と呼ばれる統治理論の原点でもあり

上に立つものが率先して姿勢を正さなければならない

そうすることによって、おのずと人々を感化していく

という考え方ですね

 

人は誰かの背中をみています

子は親を、生徒は先生を、部下は上司を

 

有言実行、不言実行とも正しい行いには説得力があります

 

社会には様々な制限や規制があります

命令や指示をしなくとも

正しい行ないには自然と人は従うのですね

 

逆に人が従わない・従えないのには

理由があるということですね

 

正しい行ないで人を感化できる存在になりたい

そう思います

 

福沢諭吉「学問のススメ」

こんにちは、こんばんは

 

今回は、1万円札の肖像画でおなじみの福沢諭吉先生です

「学問のススメ」の中の一文です

 

見込みあれば、これを試みざるべからず

未だ試みずして先ずその成否をを疑う者は

これを勇者というべからず

 

福沢諭吉

日本の武士(中津藩士のち旗本)

蘭学者、著述家、啓蒙思想家、教育者である

(引用元:wikipedia

 

慶応義塾の創設者であることも有名です

そのほかに、一橋大学、神戸商業高校

東京大学医科学研究所などの創設にも

大きく尽力されました

 

「見込みあれば、これを試みざるべからず」

これは、少しでも見込みがあるのなら、試さない手はない

逆に試すことを躊躇してはならない、ということです

 

また

「未だ試みずして、先ずその成否を疑う者は

 これを勇者というべからず」

これは、まだ試してもいないのに

先に成功だ失敗だというものは

勇気あるものではない、ということです

 

”勇者”とはなんでしょうか

辞書によると「勇気あるもの」とあります

「失敗を恐れず挑戦するもの」という意味に読み取れます

チャレンジャーじゃないですね、ということでしょうか

魔王に立ち向かう勇者だって、必ず勝算があるとは限りません

 

まず挑戦者であれ

結果を出す前にあきらめるな

失敗を恐れるな

 

安西先生もこう言われています

あきらめたら、そこで試合終了ですよ

諭吉ismを受け継いでおられますね

 

かのエジソン先生も失敗にまつわる多くの名言を残しています

私は失敗したことがない

ただ一万通りの上手くいかない方法を見つけただけだ

 

失敗したわけではない

それを誤りだと言ってはいけない

勉強したのだと言えばいい

 

それは失敗じゃなく

その方法では上手くいかないことがわかったんだから

成功なんだ

 

エジソンの辞書には「失敗」という言葉はないんですね

全ての試みが「成功」なんです

 

まず一歩、とりあえず半歩、少しずつでもいい

前に進める勇者でありたい、と思います

 

人の己を知らざることを患えず、人を知らざることを患う

こんにちは、こんばんは

 

今回は、孔子論語からこの言葉を選んでみました

論語 第1章 学而第一 第16

人の己を知らざることを患えず、人を知らざることを患う

不患人之不己知、患不知人也

他人が自分の才能を認めてくれないことを心配するより

むしろ自分が人の才能を知らずにいることを心配せよ

 

どうして自分のことを理解してくれないのか、なんで、なぜ

よく聞かれる悩みですね

理解してくれないがゆえに、落ち込む人もいれば

人を傷つけてしまうひともいるかもしれません

 

他人が自分を理解しているかを心配するよりも

自分が他人をどのくらい理解しているか

考えている人はどのくらいいるでしょうか

 

相手に理解してもらうことも難しいですが

相手を理解することも、同じくらい難しいと思います

 

相手を理解しようとせず、自分を理解してもらいたい

これは難しいですね

 

自分を理解してくれないのはなぜだ、というのは

逆に自分も相手を理解していないという裏返しではないでしょうか

 

また、相手のことをとやかく言う前に

まず自分を省みることも必要です

 

自分が相手を理解しようとすれば

自然と相手も自分を理解してくれるはず

 

たとえ誰かに理解してもらえなかったとしても

違う誰かはきっと見ているはずです

 

人を知らざることを患う

大事なことですね

信用と信頼 過去と未来

こんにちは、こんばんは、さくらです

 

今回のテーマは「信用」と「信頼」です

 

これは友人の話です

小さな店で働く友人ですが、不満があります

  •  全く信頼してもらってない
  • やりたい仕事を任せてもらえない
  • もう辞めようかな

 新入社員でこの手の相談をよく受けます

悩んだ結果辞めていく、というケースに何度も遭遇しました

 

どうやったら「信頼」してもらえるのでしょうか

新入社員でも、こう言う人がいます

  •  僕にはスキルがある
  • 誰よりも上手にやる自信もある
  • 信頼しない上司のほうが見る眼がない

 そうなんでしょうか

 

まず「信用」とはなんでしょうか

「信用」は過去を見ています

その人、その組織が、過去に積み上げてきた

実績や成果を見て、それを「評価」している

過去の出来事に照らして、信じるに値する、という事です

 

「あなたの事を信用します」

 今まで何事に対しても、きちんとしていた

 あなたの話だからこそ信じることができる

 

「店の信用を落とす」

「会社の信用にかかわる」

こういう言葉をよく耳にしますが、その意味は

長年お客様に対して築き上げ、積み重ねてきたのに

一部の社員が非礼な対応をしたがために、店・会社の評価を下げた

ということです

 

信用は「積み重ねた実績・成果」です

実績や成果を上げ、それを数字で表す

人物だけではなく、モノ・機械・システムといった

創り出されたものに対する評価でもあります

「商品を信用している」

「このシステムは信用できる」

 

では「信頼」はどうでしょうか

信頼は実績や成果を鑑みて、未来・将来に期待できる

という事ではないでしょうか

 

「彼は信頼できる人物だ」

 きちんとした実績・成果をもつ彼は

 任せることができる人物だ

 今までの実績から、秘密が洩れることはないだろう

 裏切られることはないだろう

 

からの行動に対して、未来を任せる、託す、という気持ちです

信頼された側も、自らの行動をもって結果を出し応えます

信頼関係という言葉は、お互いが信用している前提で成り立ちます

 

信頼するためには、必ず何らかの根拠が必要で

その根拠が信用であり、その評価の未来が信頼と考えられます

信用取引はありますが信頼取引はありません

信頼関係はありますが信用関係はありません

 

信用は時間を掛けて積み重ねていくものであるにもかかわらず

失う時は一瞬で全てを失い、再び信頼を得るためには

膨大な時間とエネルギーが必要です

 

また信頼を得るためには、数字や成果だけではダメです

  • 豊富な知識
  • 他人への思いやりと優しさ
  • ブレない一貫性
  • 正直で嘘をつかない

といったことも欠かせません

 

さて、最初にでてきた友人の話に戻ります

友人は店長に

「駐車場の掃除をしてください」

と頼まれ、自分の思う範囲で掃除をしてきました

店長は駐車場を見て

「落ち葉がすみのほうたまっていますのであそこも」

といわれ、彼は頭にきたようです

 

私:最初から隅の落ち葉まで掃除すればよかったんじゃない?

彼:僕はあれでできた、と思っている。隅は必要ない

私:掃除ができたかを判断するのは君じゃなく店長じゃない?

 

信用なしに信頼を勝ち取るのは難しい

実績のないものは信頼しにくい、ということですね

 

彼はそれでも

自分はあれでいいと思っている

そこまでする必要はない

と言い張っていましたが、はてさてどうなることやら

 

ジョン・F・ケネディ

良い成果を上げる政府の基礎となるのは、国民の信頼である

 

この言葉は様々な組織・人物に言い換えることができます

良い成果を上げる自分の基礎となるのは、周囲の信頼である

良い成果を上げる職場の基礎となるのは、部下の信頼である

 

信用を積み重ねて、信頼してもらうことで

結果、良い仕事にめぐりあい、大きな成果が上げられる

そういう「信用」と「信頼」を得たいものです

 

それではまた

 

孔子 「辞は達するのみ」

「辞は達するのみ」

こんにちは、こんばんは さくらです

 ブログを書くきっかけとなった

この言葉を書いてみたいと思います

 

 最近「意味のわからないカタカナ語多いよねー」

なんてことありませんか?

ニュース、なんとなく?はわかってるけど

ほんとのところは何言ってるか

よくわからないってこと、ありますよね

 

日本語は非常によくできていて

ひらがなとカタカナと漢字を使います

外来語をカタカナ表記すると

あたかも日本語のように見えます

アルファベットを使わなくても

言葉が表現できるんですね

 

最近のコロナ関連では

クラスター(集団感染)

・オーバーシュート(爆発感染)

・アラート(警報)

・ソーシャルディスタンス(社会的距離)

・フィジカルコンタクト(肉体的接触

ニュース関連では

サステナビリティ(持続可能性)

ダイバーシティ(多様性)

エビデンス(根拠・証拠)

・コンセンサス(意見の一致・合意)

ペンディング(保留・未決定)

・コミットメント(公約・約束・言質)

SDGs

エスディージーズ、持続可能な開発目標)

会社の中でも

・バウチャ(証明書・領収書)

コンプライアンス(法令順守)

・リマインド(思い出させる)

・リスケ

(リスケジュール、計画変更・予定変更)

・IoT(アイオーティー

・DX(デジタルトランスフォーメーション)

カーボンニュートラル

二酸化炭素の排出と吸収の量が同じという概念)

・バイタルチェック

(バイタルサイン、生命兆候の確認)

さて、どのくらい知っていた

理解していたでしょうか

 

ある日、上司が新入社員に向かって

コクゼイカンサはバウチャがコンプラアンケンなのでペンディングにして

リスケしたらリマインドをタスクしておきます。

オーエスのプロファイルはアップデートしておいてください

 新入社員以外もポカーンでしたが・・

 

孔子は、論語の中でこう教えました

「辞は達するのみ」

文章は

相手に意味を十分に伝えることこそ大切で

意味が通じさえすればそれで十分だ

会話の本来の目的は、知識の見せつけあいではなく意思疎通にあります

 

一部のコミュニティで使う言葉や、限られた関係者の間で使う専門用語を

外部の人間との会話に使うのは、知識のある人がすることではない、ということです

 

同じ意味でも

その意味をわかりやすく伝えられる言葉が他にもたくさんあり

本当に知識がある人ならたくさんの候補の中から

相手にとって一番適切な単語を選んで伝えられるはずです

 

相手の知らない言葉を使って

正確に伝わらなければ意味がないですね

少なくとも賢い人物がするべきではない

と教えました

 

日常生活のなかには専門用語が溢れ

意味もわからずなんとなく過ぎていきます

仕事をする上でも

指示・命令・助言・指導など色々ありますが

どんなにすばらしい説明や的を射た指摘でも

相手に伝わっていないなら

全く意味がありません

 

わからないなら聞けばいいんじゃない?

とうい人もいると思いますが

そもそも

・わからない人に

・わかったような言葉を使い

・わかったつもりになってる

ほうがよくないのです

 

当然、固有名詞や専門用語だったりは

覚えていく必要があります

でも、相手に意味を伝えたいのに

わざわざ難しい言葉を使う必要はありません

 

専門用語や横文字を使うとカッコイイ!

と思っているのは、実は自分だけで

わからない人からみたら

犬や猫の鳴き声と変わりません

日本語しか知らない人に

英語でどんなに話しても通じないのです

意味が伝わっていないのなら

全く意味がないんです

 

孔子がわからない人は

ググッてからウィキるといいですよ

とか言ってしまう自分が

一番気をつけないといけないですね

 

さて今回の「辞は達した」でしょうか

ということで、長々とありがとうございました

 

さくらのお勉強の時間、はじめて見ました

こんにちは、こんばんは

さくらです

今日から始まります

「さくらのお勉強の時間」

よろしくお願いいたします

 

普段の何気ない事で、見たり聞いたりしたことを

自分なりに調べてみたり深堀りしてみたり

ちょっとずつお勉強してみようと思っています

暖かい目で見守っていただけたら嬉しいです

 

ネタ的には・・・・書きためて・・いません!

ので、ゆるーりと配信していこうかな、と思っています

今後ともよろしくお願いいたします