さくらのお勉強の時間

日常のふとした疑問や気になること、偉人達の名言などを勉強していく道のりの記録です。とにかくなんでもやってみよう、から始まる

信用と信頼 過去と未来

こんにちは、こんばんは、さくらです

 

今回のテーマは「信用」と「信頼」です

 

これは友人の話です

小さな店で働く友人ですが、不満があります

  •  全く信頼してもらってない
  • やりたい仕事を任せてもらえない
  • もう辞めようかな

 新入社員でこの手の相談をよく受けます

悩んだ結果辞めていく、というケースに何度も遭遇しました

 

どうやったら「信頼」してもらえるのでしょうか

新入社員でも、こう言う人がいます

  •  僕にはスキルがある
  • 誰よりも上手にやる自信もある
  • 信頼しない上司のほうが見る眼がない

 そうなんでしょうか

 

まず「信用」とはなんでしょうか

「信用」は過去を見ています

その人、その組織が、過去に積み上げてきた

実績や成果を見て、それを「評価」している

過去の出来事に照らして、信じるに値する、という事です

 

「あなたの事を信用します」

 今まで何事に対しても、きちんとしていた

 あなたの話だからこそ信じることができる

 

「店の信用を落とす」

「会社の信用にかかわる」

こういう言葉をよく耳にしますが、その意味は

長年お客様に対して築き上げ、積み重ねてきたのに

一部の社員が非礼な対応をしたがために、店・会社の評価を下げた

ということです

 

信用は「積み重ねた実績・成果」です

実績や成果を上げ、それを数字で表す

人物だけではなく、モノ・機械・システムといった

創り出されたものに対する評価でもあります

「商品を信用している」

「このシステムは信用できる」

 

では「信頼」はどうでしょうか

信頼は実績や成果を鑑みて、未来・将来に期待できる

という事ではないでしょうか

 

「彼は信頼できる人物だ」

 きちんとした実績・成果をもつ彼は

 任せることができる人物だ

 今までの実績から、秘密が洩れることはないだろう

 裏切られることはないだろう

 

からの行動に対して、未来を任せる、託す、という気持ちです

信頼された側も、自らの行動をもって結果を出し応えます

信頼関係という言葉は、お互いが信用している前提で成り立ちます

 

信頼するためには、必ず何らかの根拠が必要で

その根拠が信用であり、その評価の未来が信頼と考えられます

信用取引はありますが信頼取引はありません

信頼関係はありますが信用関係はありません

 

信用は時間を掛けて積み重ねていくものであるにもかかわらず

失う時は一瞬で全てを失い、再び信頼を得るためには

膨大な時間とエネルギーが必要です

 

また信頼を得るためには、数字や成果だけではダメです

  • 豊富な知識
  • 他人への思いやりと優しさ
  • ブレない一貫性
  • 正直で嘘をつかない

といったことも欠かせません

 

さて、最初にでてきた友人の話に戻ります

友人は店長に

「駐車場の掃除をしてください」

と頼まれ、自分の思う範囲で掃除をしてきました

店長は駐車場を見て

「落ち葉がすみのほうたまっていますのであそこも」

といわれ、彼は頭にきたようです

 

私:最初から隅の落ち葉まで掃除すればよかったんじゃない?

彼:僕はあれでできた、と思っている。隅は必要ない

私:掃除ができたかを判断するのは君じゃなく店長じゃない?

 

信用なしに信頼を勝ち取るのは難しい

実績のないものは信頼しにくい、ということですね

 

彼はそれでも

自分はあれでいいと思っている

そこまでする必要はない

と言い張っていましたが、はてさてどうなることやら

 

ジョン・F・ケネディ

良い成果を上げる政府の基礎となるのは、国民の信頼である

 

この言葉は様々な組織・人物に言い換えることができます

良い成果を上げる自分の基礎となるのは、周囲の信頼である

良い成果を上げる職場の基礎となるのは、部下の信頼である

 

信用を積み重ねて、信頼してもらうことで

結果、良い仕事にめぐりあい、大きな成果が上げられる

そういう「信用」と「信頼」を得たいものです

 

それではまた